2016年12月11日日曜日

別れの季節

この時期は別れの季節だ

次へのステップに踏み出す者・・

志半ばでチームを去る者・・

やりきった者・・

結果が全てのプロフェッショナルの世界において「別れ」は当然の出来事として理解しているが

やはり、切ない・・・・

ブラウブリッツ秋田の選手も何人かがチームを離れる

まずは引退する、14番 川田和宏選手

彼のプレーを始めて見たのは、2010年の国体東北予選

秋田県の代表チームとして、TDK SCの選手達に混じってプレー

ポジションは左ボランチでプレー

試合の前半は、DFラインへのバックパスが多かった

なかなか、前を向いたプレーができない

ハーフタイム GKの小野選手に声をかけられる

「どうだ?おもしろいだろう」 この一声で、堅さが無くなったのか

後半は前を向いて溌剌としたプレーを見せる

そして、無事に東北予選を勝ち抜き、千葉県で行われた本大会に出場する

1回戦の対静岡県代表との試合にはやまみんも応援に駆けつけた

メンバーは3バック、1トップ、2シャドウのような感じ

          1(彩貴)

 4(オザ)    5(浩介)   15(鈴木=北都)

     6(川田=カンビ)   11(小笠原=カンビ)

     2(深澤)      3(健史)
  
     8(かずき)     7(三好)

          9(タロウ)

相手の静岡県代表は矢崎バレンテを主体に藤枝市役所などが入ったメンバー

前線まで途切れることがパス、ここぞと言った瞬間にプレスをかけるのはさすが、静岡のチーム

後半32分、タロウが倒され、中央やや右25mの位置でFKのチャンス

川田が蹴ったボールはGKの指先で弾かれてバーに当たる

跳ね返りをタロウが詰めて、ゴール!!

最後は猛攻を凌いで、1:0で勝利する

(千葉国体での川田FKシーン)

試合中、川田君の後輩、福岡出身で当時千葉在住の方と歓談 しながら応援

生来の口下手のやまみんではあるが

サッカーを通じて初めて会った人と

語り合えるすばらしさを感じた忘れられないシーンだ

川田君のプレーは地域レベルでもこんな選手がいるのかと驚くレベルだったし

同時にこれからも応援したいと思った

そして待ち望んだとおり

次のシーズンからブラウブリッツ秋田に加入する

東日本大震災でシーズン開幕が4月にずれ込んだ2011年

ブラウブリッツ秋田は4月24日に松本山雅との初戦を戦った

川田選手にとっては2008年に北信越リーグ時代に所属したクラブとの対戦

試合前の選手紹介で松本サイドからブーイングが飛んだ

この試合、松本の木島、ブラウブリッツの比嘉(現山形)が1点ずつ取って同点のまま終盤へ

88分に右CKのチャンス 川田が左足でエリア内に素晴らしいクロスを上げる

これを我らが松田正俊がみごとにヘディングシュート!!

これで2:1と勝利する

これが、やまみんにとって忘れられない川田選手のプレーだ

来年からも秋田のJrユース?を指導するのかな?

『秋田の子供達のために第2の人生をがんばろうと思います』とのコメントを寄せてくれている

川田選手のようなテクニックと不屈の魂をを持った選手を育ててくれることを期待しています

次は、18番 畑田真希選手

2009,10年はヴァンフォーレ甲府

2011年に秋田へ加入

2012年はヴァンフォーレ甲府、2013,4年は長野パルセイロ

2015年はSC鳥取でプレーし、2016年に再加入

今年のプレーは4試合と少なかった

彼にとっては不本意なシーズンだったと思う

しかし、これも成長するための試練・・

人生に無駄はないとやまみんは思っています

秋田での不遇な1年を耐えた事が

いつか畑田選手を支える日が来ると思います

来シーズン以降の活躍を心から期待しています

頑張れ!畑田真輝選手!

次は25番 伊東輝悦選手

1993年のJリーグ元年から現役を続けているのはキングKAZと彼しかいないのでは・・

1993~2010年 清水エスパルス

2011,12、13年ヴァンフォーレ甲府

2014,15年長野パルセイロ

2016年に秋田へ加入

プレー時間は2試合と少なかったが

5月1日のG大阪戦では終了間際にクローザーとしてプレーし、勝利に貢献

7月31日の藤枝戦では、みんなの予想を覆すスタメンでプレー

60分まで懸命に戦い、1:0の勝利に貢献

出場した2試合ともに、勝利していることからわかるように貢献度は高い

次は現役を続けたい意向らしいけど、頑張って欲しいものです

次は13番新里 彰平選手

2011年に東洋大から加入し

6年間をブラウブリッツ秋田でプレーする

彼の笑顔に癒されたサポは数知れない

皆に愛された選手だった

今年は累積で出場停止の1試合を除き、29試合に出場

主にCBでプレーすることが多かったが

機を見て、ゴールを狙う姿に勇気をもらった

来シーズンは個人昇格してJ2リーグで戦う姿を見せて欲しいと願っています

次は16番 畠中佑樹選手

東海学園大学から今シーズン新加入

試合出場は6試合と恵まれなかったが

6月19日の藤枝戦 一時は同点となる77分のゴール

11月6日の相模原戦 アディショナルタイムの勝ち越しゴール

11月13日のG大阪戦での74分の同点ゴール

サポーターの印象に残ったゴールとなった

来シーズンはどこか、J3のよそのチームでプレーしているような気がする

秋田戦ではあまり頑張らないようにお願いしたい・・

次は、5番 堀田秀平選手

2008~2010年コンサドーレ札幌

2011年~2014年新潟アルビレックスシンガポール

2015年ソンクラー・ユナイテッドFC(タイ)

2015年東京23FC

2016年より秋田に加入

柏レイソルのU18時代には年代別の代表に選出される力強いDF

今シーズンは、22試合に出場

忘れられない試合としては5月22日のホーム長野戦

堀田が体格(182cm)を活かして、長野の強力なFW陣を押さえ込む

その迫力に、ゴル裏から 「堀田 寄り切れ~」の声援が飛ぶ

その声援のせいではないと思うが

70分にエリア内で相手FWの塩沢選手をガブリ寄りで倒してしまいPK献上

与えたPKで同点に追いつかれる

この試合は例外であって

いつもの試合では、体を張ったDFには定評があった

来年は間瀬監督のもと愛媛で頑張って欲しい

次は、1番 野村 政孝

今年、名古屋グランパスから移籍した

彼のプレーを見たのは、プレシーズンの1試合だけ

残念ながらどんな特徴があるかは、良く分からずに終わってしまった

でも秋田で過ごした一年が無駄にはならないはず

来シーズンこそは頑張って欲しい

次は、8番 熊谷達也

ブラウブリッツ秋田のプリンスとして人気があった

通称「王子」

トップ下、ボランチでアイデアのあるプレーには定評がある

今シーズンの忘れられないプレーは11月16日の相模原戦

1点ビハインドの終盤 85分に田中のヘディングが足下へ

すかさず、超クールなヒールキックで同点ゴールを流し込んだ

そして、ロスタイムの畠中のゴールに繋がった

サッカーのアイデアの引き出しを沢山持っていて

センスある選手だった

もう少し身体が大きくなったらどんな選手になるか楽しみにしていた

陰ながら彼の成長を見守りたいと願う

そして、別れの言葉にあるように秋田に戻って来て下さい

頑張れ!熊谷王子!

最後に、間瀬秀一監督

今季の4位という成績は監督のおかげです

我々サポの「間瀬、ブラウ」コールに必ず間瀬ポーズで応えてくれた

「全員力」と言う言葉でサポの背中をも押してくれた

上位の力があると思われたJ2ライセンスのある富山や鳥取よりも

良い成績を残せたのは

間瀬監督の指導力そして情熱あふれる言葉の力によるものだと思う

情熱と野心に燃えた良い監督さんでした

退任報道のニュースにも実はショックはなかった

J3指導歴をひっさげての、J2へ移籍  素晴らしい!

将来的には、代表監督となってもおかしくないだけの指導力のある人だと思う

来年の愛媛でどんな戦いを見せてくれるか楽しみにしています



さて、これからも秋田を去る選手があるかも知れない

才能がある選手はJ2あるいは、J2ライセンスのあるクラブで

思う存分活躍したいと願っているだろう

哀しいかな 秋田はJ2ライセンスを取得していないクラブだ

移籍したい選手を引き留める事はできない

だからどうしてもスタジアム建設への署名活動を成功させたい

それが、ブラウブリッツ秋田のサポーターとしての義務だと思う

ダンマクを張ったり、コールするのと同じくらい大事なサポの仕事だと思う

10万筆の署名を集めると言うのは並大抵ではない

いつもは「頑張れ~!」と叫ぶしかないサポが

自分で頑張れるチャンスだ!!

自分達の夢を自分達で掴もう!!

一人でも多くの署名を集めよう!!

今、ここだよ、頑張るとこ!!

頑張ろう!!秋田サポ!!















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